アーティストインタビュー佐藤タイジ

「佐藤タイジの目指す未来」

羽仁カンタと聡史タイジ1996年にメジャーデビューしたバンド、シアターブルックの佐藤タイジさんと、羽仁カンタが出会ったのは2001年の同時多発テロの直後のラジオの生番組。当時米国では平和に関する音楽全150曲が放送禁止になっており、その曲を演奏するタイジさん、そして平和行動「CHANCE!」を主宰していたカンタが、ラジオにゲストとして呼ばれたのが二人の出会いだった。今回のインタビューでは、音楽と社会を通じて、タイジさんの熱いメッセージをお届けしていきたい。

THEATRE BROOK・佐藤タイジさん(以下“タ”)

ごみゼロナビゲーション統括責任者・羽仁カンタ(以下“カ”)

音楽を始めたきっかけ

カ:いきなりだけど、どんな経歴?出身は?

タ:徳島県。毎年あわびとりに出て、そういう少年だったよ。それとギター小僧だった!ギターはじめたのは14才だったね。 高校時代にバンドを組んでたよ。ソフトボール部の主将と、 テニス部の主将で主将バンド。(笑)デビュー自体は96年で、その前はインディーズでやってた。

お姉ちゃんが音楽好きだったんだよ。ビートルズとか、ビリージョエルとか。その影響は大きかったね。小学校くらいの時からギター教室とか教則本とか、買って来てくれた。完全に洋楽小僧だったね。

カ:普通に大学時代を過ごしていた?

タ:大学はあんまりいかなくて、バンドばっかりやってた。ロフトに出るのが夢で、21才くらいに出演できた。大学生は卒業してないよ。当時はバンドで成功するしかなかったからね。

佐藤タイジ2

佐藤タイジ(さとうたいじ)

1967年1月27日、徳島県徳島市生まれTHEATREBROOKのメインヴォーカル。14歳の誕生日にギターを購入。思いのほか上達が早い事に気を良くし、「イケるかも!」と、どんどん音楽の世界にのめりこむ。最近ではJAM系ダンスミュージックを主体とした別ユニット「Sun Paulo」の活動を展開する他、CM出演や映画への出演など、ジャンルレスな活動をしている。公式HPはこちら

社会問題×音楽

カ:社会問題とか環境問題に興味を持ちはじめたのは?

タ:東京に出て来てからロックの世界に入り込んで行って、仲間たちとそういう話になるわけよ。で、ロックをズボって聞くようになったら、言いたいことがあるヤツの音楽が結局好きってことがわかってきたんだよね。ただ演奏するのが好きな人の音楽はあんまりスキじゃない。演奏が上手いのもいいけど、自分が何を言いたいのかがない奴の音楽はしょうがない。それが明確にあるやつの音楽は、強力なわけよ。

カ:じゃあ、日本の社会に対して馬鹿ヤローって思ったことはある?

タ:うん。当時の俺にとってはありえなかった。湾岸戦争で銃弾爆撃、重油ばらまいて…そりゃ違うやろってのがすごくあったね。アメリカ人のミュージシャンが日本のミュージシャンとセッションした日があって、アメリカ人が日本人を指揮してたわけ。アメリカにこびを売ってついていく日本人?ステージ上でもこうなのかよ!って。当時それがすごくいやで。

カ:今の若者に対して戦争について何かメッセージある?

タ:今ってスキなアメリカとキライなアメリカって明確になったよね?嫌いなアメリカは世界で本当に一番嫌いだし、スキなアメリカは一番スキだし。でも、俺らの税金でアメリカ軍の再篇??ありえない!!そんなんだったらアメリカの選挙権がほしいよね。でも俺らにはないから、フェアじゃないよね。

目指す社会

カ:どういう感じの、社会を目指す?

タ:皆がさー、ストレスをためんでもええような感じになってほしいよなあ。なんか(モノとか金とか)持っとるやつも、持ってるなりのことができてないわけやん?ほんまに持っとるやつって、ほんまに持ってるなりのことをするヤツだと思うの。アーティストだったら、ひっぱっていくっていうね。

カ:そういう人は、日本には少ないね〜。でも最近タイジさんを始め、増えて来てるんじゃない?

タ:日本の経済のあり方がなんか変やないかなあとも思う。人間的じゃない。システムにコントロールされて、人間だっていうことを否定して、そこから主張しないばかりにシステムに支配されているっていうのもあるよね。マイノリティの意見が、主張されていないっていうのもあるよね。

カ:ますます意見が言えない、ね。

タ:売り上げが少ないから音楽業界は小さくなってる。でもロックフェスはでかくなってきてる。ロックフェスは意味がある!こういう環境NGOの人と、社会について語るってのは、対レコード会社とでは絶対ない!でもロックフェスではこういう話ができるわけじゃん。

カ:僕らもロックフェスがあるからこういうことができるってことだよね。

タ:こういうマイノリティの場、大事よ

カ:意見を聞き入れるってあったけど、ごみゼロでは参加型社会っていう言葉を使ってて。マイノリティの意見はどこで聞いてもらえるか?

タ:そういう意味でロックフェスっていい場所だと思うんだよね。

kanta-udegumi 二人

ごみゼロについて佐藤タイジ

カ:ごみゼロナビゲーションについてどう思う?

タ:アシードががんばったおかげで、日本のフェスのイメージは他の国のイベントにくらべて全然居心地が良いフェスになってる。それは間違いないと思う。

カ:日本のフェス全体に、かな?

タ:クリーンの基準になったよ。

カ:日本のフェスティバル自体はどうなってほしい?ごみという面以外にも。

タ:この要素欲しいなって思うのは、すごい静かで、たき火とかがあって、ものすごいほっこりしながら、例えば、おじいちゃんの話をゆっくり聞ける、そんな場所が欲しいよねえ。「世代間の断絶」を、なんとなく感じていて、儲ける・儲けないというところで差を感じいる。そういうのを埋めて行く知恵って、じいさん・ばあさんとかの言葉だったりするんだよね。ものすごいほっこりする場所でいろんなことをみんなで話す、みたいな。

ボランティアへのメッセージ

カ:最後に、参加してくれるボランティアが800〜1000人くらい}いるんですけどメッセージを。

タ:言いたい事は言ってほしいよね。

カ:アメリカのために税金を納めようとか?

タ:アメリカの大統領選の選挙権を日本によこせ!…ってのはどう??


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