ごみゼロナビゲーション

座談会/中津川 THE SOLAR BUDOUKAN

iPledgeでは、全国各地の野外イベントで活動しています!
はじめて参加するボランティアさんや、この活動が気になっているという方に向けて、コラムでは、イベントの様子や、ボランティアさんが実際にやることや活動の雰囲気、コアスタッフがどのような気持ちで活動しているのかをお伝えしていきます!


じゃけ:第1回の今回は、中津川THE SOLAR BUDOKAN(以下、ソーラー)についてお伝えします!
ソーラーはアーティストである佐藤タイジさんの、環境や社会に対する熱い思いから始まったフェスです。環境問題をテーマに掲げていて、日本で初めて、運営にかかわる電力のすべてを太陽光でまかなったり、食の安全にもこだわっていて、iPledgeも初年度から一緒に活動しています。
それでは、実際に話を聞いていきたいと思います!

●会場の特徴・雰囲気

じゃけ:まず、ソーラーってどんなイベントなの?

うぉる:岐阜県中津川市で開催されている音楽フェスなんだけど、今年はコロナウイルスの影響により、オンライン開催となっています。残念…。ソーラーはイベントの名前にも入っている通り、会場内にはソーラーパネルがずらりと並んでいます。メインステージの真横にも!これらのソーラ―パネルが、コンサートの運営にかかわる音響や照明を支えています。
大自然の中、太陽光の恩恵をたっぷり受けて開催されるこのフェスは、ほかのフェスとは違った醍醐味がたくさんあるよね。

りば:そうそう!ソーラーって野外フェスならではの賑わいがある一方で、気球、カラオケ、ワークショップ、「こどもソーラーブドウカン」というようなエリアがたくさんあって、子どもから大人まで楽しめる、遊べる、すごくピースフルなイベントになっています。
会場内には普段あまり目にすることのない気球が飛んでいて、エコステーションからも見ることができるんですよ。休憩中に乗って、会場中を見渡すこともできます。

りば:ソーラーは雨予報が出る時もあるんですけど、本番になると晴れることが多いよね!会場は階段状になっていて、夕方には綺麗な夕日を見ることができて、穏やかな空気が流れています。夜になると涼しくなって、夜のみ開かれるエリアでみんなで楽しく遊べることもできるようになっています。

じゃけ:ソーラーっていう名前だけあって、出店者も主催者も環境に配慮して、さらに独特な雰囲気があるフェスなんですね。


●ボランティアさんの活動の様子・雰囲気

じゃけ:ボランティアさんは実際にどんな活動をするの?

さっくん:ソーラーでは、ごみ資源の分別ナビゲートを実施しています。この会場では、コアスタッフとボランティア合わせて各日40人のメンバーで活動しています。
会場は岐阜県ですが、ボランティアさんは岐阜県だけでなく、関西や関東など様々な地域から来てくれています。毎年参加してくれるボランティアさんも多いので、集合した時に、「去年ぶりー!」「久しぶりー!」などそういった声の掛け合いがあるのもソーラーならではの光景ですね。
また、ソーラーでは会場内に宿泊して2日間活動に参加することもできるので、朝から夜までソーラーを堪能できます。

さっくん:会場には10ヶ所のエコステーションがあって、分別は6種類です。①紙資源・紙食器、②ペットボトル、③ペットボトルキャップ、④木箸・木スプーン・竹串、⑤紙コップ・プラコップ・プラストロー、⑥生ごみ、です。環境意識の高さから、分別にもしっかり取り組んでいて、iPledgeの活動がそれを支えています。

エコステーションは、ステージの真横など音楽が聞こえる場所にもあるので、活動しながらでも会場の雰囲気をしっかり感じられるようになっています。今年は会場では活動できないですが、またここで活動できることを楽しみにしています!

じゃけ:ステージが近いエコステーションだと、活動も楽しくなって嬉しいよね〜!


●ソーラーの思い出・感想

じゃけ:みんなソーラーで活動してみて、何が思い出に残っている?

りば:僕が魅力に感じることは、子どもから大人まで幅広い年齢層の方が訪れる中、分別に気を使っている人が多くてみんなが協力してくれるので、はじめから最後まで、会場を綺麗に保ちながら過ごせるのが印象深いです。
フェスの楽しみ方も人それぞれで、音楽を楽しむのはもちろんだけど、こどもソーラーブドウカンやカラオケなど音楽以外でも、ボランティアのみんながはしゃいで楽しんでいるのが良いなと思うことが多いですね。

さっくん:楽しめるところがたくさんあるもんね。

りば:疲れたから休もう、じゃなくて、遊びにいこうぜ!っていうことが多いよね笑

さっくん:ボランティアのみんな、活動でも元気だし、休憩時間も元気だよね。

りば:それを見ているとコアスタッフの僕らも元気が出てきて、1日の活動を楽しく元気に終えられるよね。あとは、宿泊して2日間参加するボランティアさんが多いから、夜だけ開かれるエリアに、コアスタッフもボランティアも一緒に遊びに行ったり、来場者も巻き込んで濃密な話をできたりと、コアスタッフ・ボランティア・来場者の絆が深まっていいなって思うよ。宿泊場所もホテルではなく、体育館で泊まって川の字になって一緒に寝るから、特別な光景だよね。

さっくん:距離感がずっと近いよね。

うぉる:朝から晩までずっと一緒にいるって感じだよね。私はコアスタッフとボランティアの両方で参加したことがあるんだけど、ボランティアで参加したと時に感じたことは、ボランティアさんは活動も全力!ってこと。会場内にはボランティアの立っていないエコステーションがあるんだけど、そこの分別がすごく綺麗で。それは、ボランティアさんが積極的に来場者とコミュニケーションを取ってくれて、頑張って全力でやってくれているからこそ、高いクオリティーを保てているんだなと感じています。

また休憩中も、班のメンバー誰一人として疲れたからもう休もう、ではなく、班のメンバー全員で遊びに行く!っていうのが魅力の一つかなと思います。実際私は、気球に乗ったり、かき氷を食べたり、けん玉で遊んだり、音楽を一緒に聞いたり、毎回の休憩中に班のみんなでいろんな遊びをして沢山思い出ができました。

あと、2日間朝から晩まで活動するので別れの時間がすっごく寂しいんですけど、高校生のボランティアさんが遅くならないように早退することがあって、感想をみんなで言いあってた時に、「ああ、楽しかった。帰りたくない。また会おうね。」と涙ぐんで話してくれたのが印象深い思い出だなと思います。ソーラーってそういことが多いよね。

さっくん:そうだね。そういう感想を聞くとコアスタッフ側もやって良かった、残りの時間も頑張ろうっていう気持ちが高まる、そんな時間になるよね。

りば:「来年来たい」といってもらえると、さらにやりがいが持てるよね。

さっくん: 僕は3年間ソーラーの活動を行ってきたんだけど、 去年の活動がほんとに印象に残っていて。
理由は2つあって、1つ目は、去年初めてコアスタッフのチームリーダーとして活動したこと。新しい役割をもってチャレンジしたから尚更、同じ活動でもすごく違う目線で見たり、新しい発見が多かった活動でした。
もう1つは、去年は地元のボランティア2人がコアスタッフとして参加してくれました。地元のボランティアとしてずっとソーラーの運営に関わってきた2人だったから、一緒に活動していく上で、自分たちとは違った視点やスキルを持ってくれていて、これまでよりもさらに運営している人たちとの距離が縮まったように感じて、すごく充実した活動でした。普段から顔を合わせているメンバーでないので、大変なことも色々とあったけど、だからこそ、現場にはいって同じソーラーという空間で、2人と活動できたのはすごく印象に残っています。

もし来年現地で活動できたら、ぜひまた一緒に活動したいです。 2人がいたから、違った目線で熱くなれたよね。

じゃけ:また是非、一緒に活動していきたいですね。
というわけで今回は、リバ、うぉる、さっくんの3人に、ソーラーの活動について語ってもらいました。 ソーラーは主催者も出店者もすごく環境に配慮していて、大人から子どもまで幅広い年齢層が楽しめて、独特の雰囲気があるフェスなんだなというのが伝わってきましたね。また、コアスタッフ含めボランティアのみなさんが熱い思いで活動してくれているからこそ、素敵なイベントになっているのかなとも思いました。今年はコロナの影響で去年までよりも活動する機会が少なくなっていますが、またボランティアの皆さんと一緒に活動する日を楽しみにしています!


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